住まいのユニバーサルデザイン

2024年11月15日

今回は「ユニバーサルデザイン」についてご紹介します!
年齢、性別、障がいの有無・・・、
私たち一人ひとりの持つ様々な違いを越えて、すべての人にやさしい「ユニバーサルデザイン」。
これからの住まい作りを考える上で、なくてはならない視点です。
いつまでも安心・快適に住み続けられる家は、こんなところが違います。

〇ユニバーサルデザインはどこが違う?
たとえば車椅子を使っている人のために段差をなくすこと、このようなことを「バリア(障壁)を見つけて取り除く」という取り組みは、「バリアフリー」と呼ばれてきました。
そして、このコンセプトをさらに発展させ、そもそも最初からバリアのない製品・環境を作ろうと考えられたのがユニバーサルデザインです。
ユニバーサルデザインには、誰もが使いやすくわかりやすい、操作ミスなどから危険につながりにくい、ゆったり楽に扱えるなど、いくつかの原則があります。

〇住まいの中のユニバーサルデザイン
私たちの住まいの中にも、すでにユニバーサルデザインは存在します。
たとえば、電気のスイッチ。最近のスイッチは大きく平たいボタンになっているものが増えてきました。これは、弱い力でも簡単に押せるように配慮されたものです。
ドアは安全を第一に、勢いよく閉じない仕組みに。
キッチンや洗面所の収納は、少ない力でスムーズに引き出せるものや、開口部が広く見えやすいタイプも。
よく見てみれば、実はすでに、身近にいろいろな工夫があるのです。

住まいのあり方はどんどん進化しています。将来を考えたやさしいアイデアを、ぜひ取り入れてください。


これからリフォームするなら押さえておきたい、ユニバーサルデザインを考慮した人気アイテム3選です。
<タッチレス水栓>
センサーにかざすだけで吐水と止水ができるハンドルいらずの水栓は、「ひねる」などの操作が難しい人にやさしい設計です。センサーが物や手の位置・動きを感知し、自動で水を出し止めするハンズフリー水栓なら、手をかざす必要もありません。
<ニースペース付きシステムキッチン>
LIXILの「ウエルライフ」は、車椅子の方が作業しやすいニースペース付きのシステムキッチン。
もちろん立ち仕事がつらい人も、ちょっと疲れたという時も、いつでも椅子に座って料理ができる、みんなにうれしいキッチンの形です。
<ボディハグシャワー>
左右10ヶ所のノズルから全身を包みように温めるシャワー。
浴槽に浸からなくても芯からぽかぽかになれるため、介護の用途でよく使われてきました。最近では一般家庭にも広がっています。お風呂が苦手という人にも、時短や手軽さを重視したいという人にも人気です。