網戸の張り替えは涼しい日が多い今のうちに。
徐々に暑さが増していくこの季節。夏本番を迎える前に網戸の状態を確認してみてはいかがでしょうか。

網の部分が緩んで外れかかっていたり穴が開いていたりしたらせっかくの網戸もその役割を十分に果たすことができません。
張り替えが必要な場合は、比較的涼しい日が多い今のうちにやっておくことをお勧めします。

「網戸の端の部分が外れかかっているから蚊が入ってきそう。今のうちに何とかしておきたいな。」「家を買って以来何十年も網戸はそのまま。汚れも溜まっているしそろそろ思い切って張り替えてみようかしら…」
みなさんの家の網戸は網目の穴が広がったり網が破れていたりしていませんか？
何年も使っているうちにいつの間にか穴が開いていたなんてことはよくあることです。
汚れがたまって黒ずんでいる場合も、洗うより思い切って張り替えてしまうのも一つの選択肢です。

網戸の張り替えは手順がさえ分かっていればそれほど難しいことではありません。
道具もホームセンターに行けば簡単に手に入ります。思い切って網戸のメンテナンスをしませんか？張り替えに必要な道具は、「網」と「網戸用ゴム」、「網戸用カッター」「クリップ」「網戸用ローラー」など。お近くのホームセンターなどで5千円程度で調達することができます。
「網」にはいくつか種類があります。まずは網目のサイズですが、小さければ小さいほど虫を通しにくくなりますが、同時に風通しも悪くなります。したがって、網目の細かいものが必ずしも良いと限りません。ご自宅が涼しい場所にある場合は虫の侵入防止を重視して細かい網目のものを選びようにしましょう。
また、色選びも大切です。網目には主にグレーと黒、マジックミラータイプの3種類があります。最もポピュラーなのがグレーで、部屋の中から外が見やすい分、逆に外から部屋の中もそれなりに見えてしまいます。黒は内側から外が見やすい一方、外から中は見えにくくなっています。マジックミラータイプも同様です。ご自宅がフェンスや植栽で囲まれていない場合は、プライバシーのことも考慮し、後者の2つのどちらかをお勧めします。

それでは、具体的な張り替えの手順です。簡単な流れは次の通りです。
①網戸から網とゴムを取り外す⇒②網戸の洗浄と乾燥⇒③新しい網に張りクリップで固定⇒④ローラーを使ってゴムを網で固定していく⇒⑤網のはみ出た部分をカッターでカット

①はマイナスドライバーを差し込みながらやると簡単です。ゴムで挟み込んであるだけなのでそれほど力はいりません。網戸を外したら、必ずしっかり掃除しておきましょう。溝を掃除するタイミングはここしかありません。

③で使う新しい網は実際の枠よりも一回り大きく切り出すのがコツです。ジャストサイズで切り出してしまうと小さかった時に替えが利きません。大きい分には後からカットしていくらでも調整することができます。
後は一つ一つの手順を丁寧に進めていけば完成です。

初めてだと多少戸惑う部分もあるかもしれませんが、そう難しい作業ではありません。
最初は一枚張り替えるのに2時間くらいかかってしまうかもしれませんが、慣れれば一時間くらいで終わります。もし家中の網戸をすべて張り替えるとなると2日、3日がかりの作業となりますので、そんなときは専門業者に頼んでしまった方が早いかもしれません。
網戸の張り替えの他にも、障子や襖の修理などもまとめて相談してみてはいかがでしょうか。